青い月が見てるから

立てば芍薬 座れば牡丹 君の姿は流れる星

君の名は希望

次々と中止や延期になっていくコンサートや舞台。

楽しみにしていたジャニーズWESTのライブツアーも7か所23公演全てが中止になってしまった。

中止が発表されてからも私はあまり悲観しておらず、どちらかと言えばすんなり中止を受け入れていた方だと思う。

それでも公演の中止が決まるたびに心が削られるような気持になったし、ツアーに関わる全ての人の安全を思えば中止が一番の方法だと分かっていても、やり場のないモヤモヤがずっと心に残った。

 

もちろんメンバーに会いたかったし、一緒にバカ騒ぎしたかったし、ツアー会場でお友達たちに会えるのをずっと楽しみにしていたし、何より流星くんが構成を手掛けた世界観を味わいたかった。

自分がツアーに行けないことよりも、流星くんがいっぱい時間を掛けたツアーが無くなってしまったことが私は一番辛かった。

ラジオプロモーションや雑誌のインタビューなどでアルバムやツアーのコンセプトなどを嬉しそうに話していた流星くんを思い出してはやりきれなくなった。

 

先日放送されたラジオ「bayじゃないか」で流星くんは中止になってしまったツアーのことについて語ってくれた。

 

【僕もね、今回のライブは前回『WEST!』のときより結構、最初のセットから、リハ始まる半年前とかからデザイナーさんの人と打ち合わせとか重ねて。セットもこだわって、色々セットリストも結構前々から作ってて。】

 

メンバーが「流星は本当に構成とか演出すごい頑張ってくれてた」「毎公演スタッフさんと意見出し合って調整してくれていた」と語った去年のツアー『WESTV!』よりも更に今回のツアーに携わっていたという流星くん。

リハの半年前となると去年の夏ごろには動き出していたのだろう。

そんなにも前から流星くんがツアーに関する打ち合わせなどを行っていたと知って、言葉を失った。

過去のツアーの始動もそれくらい前からだったのかもしれないし、過去にライブの構成を担当していたメンバーも同じくらい関わっていたのかもしれないし、ライブツアーとしては当たり前のことなのかもしれない。

それでも私はその話を知ったとき、ただただ頭が真っ白になった。

一体流星くんはどれほどの時間と想いをこの『W Trouble』に掛けたのだろうか。

それは私の想像をはるかに超えたものなのだろう。

それなのに、流星くんはそのあとこう続けた。

 

【まぁすごい悔しい気持ちはあるんですけど、たぶんファンの方はもっと悔しいというか。なぁ?たぶんテンション下がったと思うけども、それに負けない何かコンテンツ作れたらなって思ってますよ、ホントに。】

 

流星くんという人はなんと出来た人なのだろう。

 

私なら、ここまで時間を掛けたツアーが中止になってしまったら「ファンの方はもっと悔しいと思う」だなんて、こんなことは言えない。

それどころか「ここまで時間を掛けた私が一番悔しい思いをしてる」くらい言ってしまうかもしれない。

だって、どう考えたって流星くんが一番悔しいはずだ。

私たちファンだってもちろん悔しいし、悲しいけれど、流星くんと比べたら取るに足らない。

それなのに流星くんは迷うことなく、そんな言葉をサラッと言いのけてしまう。

 

流星くんが私たちファンのことを思ってくれていることが分かる場面に、今まで何度も何度も遭遇してきた。

それはライブでの何気ない一言だったり、雑誌のインタビューだったり、形は様々であっても、私はファン想いな流星くんの姿をたくさん見てきた。

流星くんは本当に、ジャニーズWESTを、ジャニーズWEST愛する人たちのことを深く想ってくれているのだと思う。

 

【でもいつかは絶対やるから!待っといてください!ホントに!これは僕個人の思いですけど、中止は絶対にやだなぁって思ってます。社会的にはどうなっていくかは分からへんけど、WEST7人は、絶対やる!っていうつもりで、絶対いつかやる!っていうつもりで動いてますので。ホントに!みなさん!もう!待っといてください!それでなくとも夏にはドームもあるからね!それも今動いてますから。楽しみにしといてくださいよ。】

 

時間と想いを掛けてきたツアーが全公演中止になってしまったらやる気を失ってもおかしくない。むしろそうなって当然だ。

それでも流星くんは力強く「諦めてない!絶対いつかやる!」と言ってくれた。

さらに他のコンテンツの提供やドームに関してもたくさん考えていると教えてくれた。

 

流星くんという人はなんと出来た人なのだろう。(2回目)

 

こんな状況でも、私たちファンを楽しませようと頑張ってくれている。

こんな状況だからこそ、私たちファンを元気づけようとしてくれている。

こんな状況にあっても、流星くんは絶対に諦めない。

 

ジャニーズWESTが4人でデビューすると決まった時、流星くんが誰よりもデビューを諦めていなかった。

「流星は唯一諦めてなかった」「流星だけが諦めなかった」

そうMYOJOの一万字インタビューで他のメンバーが話してくれたことがずっと頭から離れなかった。

流星くんは6年前のそのときと同じように、今回も本当に諦めていないのだろう。

次を、その先を見据えて、折れることなく、頑張ってくれているのだと思う。

 

流星くんは本当に『W Trouble』ツアーやドーム公演を全く諦めていない。

 

だから私も全く諦めない。

もちろん諦めていたわけではないが、大好きな流星くんが諦めていないものを諦められるわけがない。

 

私は本当に藤井流星くんのこういうところが大好きだ。

本当に素敵な人に出会えたと思う。

 

次に流星くんやWESTに笑顔で会える日まで絶対に諦めへんで。


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